【制作風景】episode7のあと
- mam
- 7月21日
- 読了時間: 2分
グルメ系のドラマやアニメ作品が好きです。たとえば「孤独のグルメ」はブルーレイボックスをコレクションしているくらい好きだし、アニメでは「異世界食堂」「異世界居酒屋」なんかは繰り返し見ているほど好きです。美味しいものを得たときの感動とか、美味しいもので人の人生が豊かになる、と私は思っているから。グルメレポの番組なんかも好きで、実際に食べに行くかどうかは別にして、作る工程を見ているうちに「わ〜〜美味しそう!」と夢中になり、自分で似せたものを作ってみたりもするくらい、好き。
ただ、本作においてはそういう描写が入ることで世界観がおかしくなる??という気持ちもあり、あえて生活感の出ないかんじにしていました。が、アオとモモの設定を考える中で、じゃあ彼らは「任務」以外はなにをしているのか、というところで立ち止まり、チャッピーに相談しましたところ、このお話ができました。
「月菜」という野菜はチャッピーが考えてくれた。で、それにしても美味しい食べ方を知らないのはかわいそう、自分が生きる意味さえ疑ってしまいそうだ…となり、そうだ、モモは料理に詳しいほうが良い。モモが作れるという設定にしたらどうなるか?という流れでチャッピーに書いてもらいました。「なにかあったかいもので」というざっくりリクエストから、ちゃんと月菜のスープができあがりました。少し自分で調整はしています。整合性の調整は人間の仕事だなと感じています。
今回の話で、アオは「おいしい食べ方を知らなかったから食べることへの興味がなかった」ということが明らかになりました。自分の中でぼんやりとだけあった「モモは地上でひとの姿になった時は結構料理をする機会があったし、実はとてもモテていたので良い食事をする機会もあった」という過去が色濃くなってきました。そのうちその辺を掘り下げるエピソードもチャッピーと作ろうと思います。
月菜は地上でいうところの「かぶの葉っぱ」に酷似しているので、今度自分でも実際に作って遊ぼうかな。こうしてひとつの話から視野が開けて世界が豊かになるのも、創作の面白いところ。

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